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2010年版【小学校中学年向け】おすすめの本 (冬)
タイトル/作者 内容
『「イグルー」をつくる』
ウーリ・ステルツァー/写真と文 
千葉茂樹/訳
あすなろ書房
「イグルー」を知っていますか?家の材料となる木の育たない、北極地方に住むイヌイットの人々が作る雪の家のことです。「イグルー」作りは、いい雪をさがし、場所をきめ雪のブロックを切り出すことからはじまります。くわしい作り方が、写真と文で紹介されています。
『ウォートンのとんだクリスマス・イブ』
ラッセル・E・エリクソン/作佐藤凉子/訳
評論社
 スケートに出かけた帰りに道にまよってしまったウォートン。ふぶきの中、モグラのモンローと森の中をあちらこちらしているうちにほら穴を見つけました。ところがそこに住んでいたのは、冬眠中の大きな大きなくま…!ウォートンたちに起こされたくまはカンカン。ウォートンたちは、無事に家に帰れるのでしょうか?
『落ち葉』
平山和子/文・絵
福音館書店
 木の葉が一枚、一枚、また、いっせいに風にとばされて枝をはなれていきます。林や道など、身近な所でいろいろな色の落ち葉にであいます。虫にたべられた跡が、人や動物のかたちに見える落ち葉もあります。何げなく感じている落ち葉を、じっくりと見てみませんか。
『おもちゃ屋へいったトムテ』
エルサ・ベスコフ/さく
ささめやゆき/え
福音館書店
 こびとのヌッセはクリスマスの少し前、夜中にこっそりトムテ人形の服を着て遊んでいましたが、眠っているうちに箱に入れられ、町のおもちゃ屋さんへ運ばれてしまいました。人形としてショーウインドウに飾られたヌッセは、動いているところをスバンテという小さな男の子に見つかってからは、子どもたちが見ている時だけ動いて喜ばせてあげました。でも、ヌッセがいなかに帰りたくなった時、スバンテが病気になってしまい、動くトムテ人形がほしいと願っていると知り…。
『画本宮澤賢治 雪わたり』
宮澤賢治/作
小林敏也/絵
パロル社
「かたゆきかんこ、しみゆきしんこ」四郎とかん子は雪のなかを歩いていきます。キックキックトントン、どんなところまでもいけそうです。野原に出かけたふたりは、コギツネのこんざぶろうに出会い、キツネの幻燈会のチケットをもらいます。キツネたちが人間をばかすという、わるいうわさがあるので、四郎もかん子もどきどきしながら、幻燈会に行くのですが・・・。リズムにのったことばがたのしい絵本です。
『がんばれ!しろくまピース』
大西伝一郎/文
文渓堂
 母ぐまのかわりに、人間の手で育てられたしろくまのピース。飼育員の高市さんは、家にピースを連れて帰って、家族と一緒にピースを育てます。しかし、野生動物を育てる難しさに直面します。これは、日本で初めて人工飼育に成功したしろくまピースと、その命を守り育てた人びとをえがいた、本当のお話です。まるでぬいぐるみのようにかわいいピースの写真もたくさんのっていますよ。
『黒ねこのおきゃくさま』
ルース・エインズワース/作山内ふじ江/絵 
荒このみ/訳 
福音館書店
 ある寒い冬の夜、まずしいおじいさんのところに、みすぼらしい黒ねこがやってきました。おじいさんは、自分の食べるものも、だんろのまきもすべて黒ねこにあげてしまいます。それでもおじいさんは、まきがばちばちもえて、時計がかちかちなって、黒ねこがのどをごろごろならすのを聞きながら、しあわせでした。次の朝、黒ねこが出て行ったあとには不思議なことがおこります。
『けんけんけんのケン』
山下明生/作
ひさかたチャイルド
 ぼくの「ケン兄ちゃん」は、ほんものの犬なのです。「ケン兄ちゃん」には、秘密があります。それは、ぼくと二人きりの時だけことばを話して、ぼくにだけいじわるをするのです。二人だけで、おするばんをしている時に事件がおきてしまいました。
『しょうぼうしょは大いそがし』
ハネス・ヒュットナー/作 ゲルハルト・ラール/絵 
たかはしふみこ/訳
徳間書店
 しょうぼうしょでは、まちにまったおやつの時間。「いただきまーす!」ところがそのとき電話がなりました。きんきゅうしゅつどうです。火事やじこがあれば、すぐにかけつけるしょうぼうしさんたちは、おおいそがし。いつ、おやつを食べられるのかな…。
『楽しいスケート遠足』
ヒルダ・ファン・ストックム/作・絵 
ふなとよし子/訳
福音館書店
 きびしい寒さが続き、オランダ・エルスト村の3年生は、1日がかりのスケート遠足に出かけることになりました。靴にスケートの刃をくくりつけ、凍った湖や運河を滑って、初めて訪れる町をめざします。雪のパンケーキをごちそうになったり、町を探検したり、いなくなった4人の男の子をさがしたりと、いろいろなできごとが起こった1日の話です。
『手ぶくろを買いに』
新美南吉/作 
偕成社
 寒い冬が北方から、狐の親子のすんでいる森へやって来ました。ある朝、冷たい雪で牡丹色になった子狐の手を見て、母狐は毛糸の手袋を買ってやろうと思いました。その夜、母狐は子狐の片手を人の手にかえ、銅貨をにぎらせ、かならず人間の手のほうをさしだすんだよと、よくよく言い含めて町へ送り出しました。子狐は、母狐が教えてくれた帽子屋をみつけて、トントンと戸を叩きました。子狐は帽子屋から差し込む光がまばゆかったので、めんくらって、まちがった方の手を出してしまいました。はたして、子狐は、無事、手袋を買うことができるでしょうか。黒木健の情感豊かな絵が物語をいっそうやさしいお話にしています。
『ひぐれのお客』
安房直子/作 
福音館書店
 ボタンや糸や裏地を売る山中さんのお店に、ある日やってきたのは黒いマントをきた黒いネコ。寒い冬にそなえて、マントにつける裏地を買いにきたのです。ネコは、山中さんがだした七種類の赤い裏地を一枚ずつしらべていきました。どの色も、みんなそれぞれの歌やかおりをもっているのです。そして、薪のもえる音がする、ほんのりとあたたかいストーブの色の布をえらぶと、満足そうにかえっていきました。(『ひぐれのお客』)ほかにも不思議なお話が5つ入っています。 
『雪の結晶ノート』
マーク・カッシーノ/作 
ジョン・ネルソン/作 
千葉茂樹/訳 
あすなろ書房 
 小さな小さな雪の結晶を見たことがありますか?六角形の星印のような複雑なカタチは、どのように生まれたのでしょうか。雪の結晶の美しい写真とともに、結晶ができるまでや観察のしかたが紹介されています。水と空気で作られる「自然の芸術」の神秘にせまる写真絵本です。
『雪の日のたんじょう日』ヘレン・ケイ/さく 
バーバラ・クーニー/え 
あんどうのりこ/やく 
長崎出版
 たんじょう日に雪がふることを楽しみにしていたスティーブン。しかし、たんじょう日の前の日に大雪になってしまい、道はふさがれ、車も人も通れません。心待ちにしていたたんじょう会をあきらめかけていた時、スティーブンにすてきな事件が起こります。その事件とは・・・。家族の愛情や他人への思いやりをみごとに描いた、心温まる物語。

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