「アネハネハ楽園国」姉歯公也展
「アネハネハ楽園国」
姉歯公也展
1月16日(土)~2月21日(日)


作家のつぶやき

○ 物語り
○ …人は根っこの部分の感情は変わらない部分が多いもの。私の作品世界は、子供の頃の素直な感情の記憶に、ちょっと大人的遊び心を足したものです。日常生活の見方、考え方をちょっと面白おかしくするだけでファンタジーは誰にでもどこにでも現れます。大人だからこそファンタジーが必要とされるのだと思います。わたしは人が持っている童心=ファンタジーに触れるたことに楽しみを感じます。現実逃避?と友人に言われたこともありますが、ファンタジーは決して悪い逃げ場ではなく、心の遊び場、庭なのです。

○ 素材
○ …私が主に使用している素材はスタイロフォームという断熱材でおなじみの発砲材料です。以前、素描を描くように立体を作りたくて、仕事で使用した発泡材を紙でくるみ着色するという手法に着目しました。創作し続けることを目的にしていたので、素材が手軽で安価に手にはいることは重要でした。それに発泡材の手軽さが創作していくことに弾みをつけてくれたのです。
石、木、金属等にある、素材としてのモノやカタチの永遠性に対する価値観は、自分の表現の中ではむしろ弱いものでした。それより記憶=イメージを残したいという意欲が強く、その記憶が連続する記憶の中の一過性の断片だとしても、軽視できない大切なモノがあると思ったのです。
発泡材であるという引け目はそう考える事で消えていました。無節操なのかも知れませんが良い素材を見つけて素直に嬉しかったものです。







あねは こうや
姉歯公也  ―造形作家―     

■略歴
 1957 宮城県古川市(現大崎市)生まれ
 1982 東京芸術大学工芸科卒業
 1984 東京芸術大学大学院工芸科終了
 〜数社を経て、フリーランスデザイナー、
造形作家として主に食器、照明器具等
プロダクトデザインやディスプレイデザイン等、
立体造形の分野で活動。

■アートワーク
 2001 東京世田谷、国立成育医療センターアートワーク収蔵
 2003 大建工業カレンダー
 2004〜2007 広島NTTクレドパセーラディスプレーアート 等
 2008 渋谷PARCOクリスマスディスプレイ

■個展、グループ展
2007 / 
 6回F展(古川市民ギャラリー「緒絶の館」)
 アートフォーラム展(仙台・仙建ギャラリー)
 個展、アネハネハ楽園国展 14 (奥沢ギャラリー澄光)
2008 /
 グループ展 (東京玉川学園ギャラリーwear me)
 7回F展(古川市民ギャラリー「緒絶の館」)
 アートフォーラム展(仙台・仙建ギャラリー)
 個展、アネハネハ楽園国展 (埼玉大宮、温々)
 グループ展 (東京玉川学園ギャラリーwear me)  
 個展、アネハネハ楽園国展 (東京奥沢ギャラリー澄光)
2009 / 
 個展、アネハネハ楽園国展 (吉祥寺ギャラリー創)
 個展、アネハネハ楽園国展 (埼玉大宮、温々)
 個展、アネハネハ楽園国展 (長野松本、ギャラリー自由石)
 個展、アネハネハ楽園国展 (宮城大衡村ふるさと美術館)
 8回F展(古川市民ギャラリー「緒絶の館」)
 個展、アネハネハ楽園国展 (東京恵比寿、ギャラリーMalle)

■ワークショップ 、その他の活動
 2003 凸版エコワークショップ…川崎溝口KSP
 2006 木版画を体験しよう…千葉/群馬/香川
 凸版エコワークショップ…東京渋谷電力館
 2007 凸版 エコワークショップ…東京青山
 2008 凸版エコワークショップ…愛媛県西条市
 2009〜 東京代官山プラスD等にてアートプロデュース

 現在、山脇美術専門学院講師
姉歯公也氏

■姉歯公也作品 関連サイト■

サイバー・キュレーター
サイバー・キュレーター
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/CYBER-C/aneha/

造形作家・空間デザイナーのヤマザキミノリのセレクションによる、注目アーティストを紹介。

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