Phytographia curiosa
珍奇薬草誌

Plate No. 646 クマヤナギ

ラテン名 : Berchemia racemosa Sieb. et Zucc.

オランダ名: HYPERICUM ARBORESCENS.

クロウメモドキ科のつる性落葉低木。枝は光沢があり、古くなると紫色を帯びる。

葉は卵状楕円形で、裏面は白色を帯びる。花は白色で、7〜8月、

枝の先の大形の円錐花序に多数つき、5個の萼片(がくへん)、花弁、雄しべがある。

果実は核果で、緑色ののち赤色に変わり、翌年の夏黒く熟し、甘く食用となる。