増田庄一朗 鳥瞰イラストの世界 2008年4月5日〜5月11日開催
増田庄一朗 鳥瞰イラストの世界★★★地図の世界の中で、俯瞰図、鳥瞰図という表現があります。実際には観ることの出来ない全体感やディテールを写真以上に解りやすく描いたイラストです。空高く舞う鳥が観ている景観が私たちの目の前にあります。科学雑誌「ニュートン」などに掲載された原画作品の緻密さに驚かされてください。

平成20年4月5日(土)〜5月11日(日)開催
月曜休館

【開場時間】
9:30〜17:30

【会場】
横芝光町立図書館2Fギャラリー
[入場無料]

【主催】
横芝光町教育委員会

Webギャラリー入口
『美しい地球から切取られたばかりの風景』
空高く舞う鳥が観ている景観が私たちの目の前にあります。
非現実でありながら、納得してしまうリアル感がそこに存在しています。
絵画でありながら地図と写真の中間に位置し、図学的な透視図法を背景に構築された眺望感。
そして、ここまで手で描き込めるかと思うほどの緻密さと精神力。
作家は海を眺望する岬の丘に暮らし、潮風のなか愛犬のリードを握る。
この環境と水平線までの距離感が大空からの視野を育むのか。
マクロの視線をミクロで描く、鳥瞰イラストとはそれほどに計算された技術の美術です。

地球の謎や世界の不思議、科学雑誌「ニュートン」などに掲載された作品はまた違う力を持っています。
言葉で表現しきれないニュアンスや現象の全体感が形や色の力をかりて識別しやすく表現されています。
図とは物事のようす、状態を示す言葉。そして、くふう・計画をも意味します。
私たちは物事を理解する上で、必要な要素を強調し、不必要なものは省く知恵を持っています。
写実的に描きながらも、強弱のバランスを保ち概要を伝達する。
写真でなくイラスト図を用いる理由はまさにそこにあります。

大空から世界を見ることの解放感。
鳥瞰「鳥の眼で観る」ことの愉しさを実感させてくれるものは気球のようなスローでアナログな乗物だけでしょう。
高速でデジタルな世界に少し疲れた私たちは、「熱気球の旅・自然のパノラマ」にある憧れを持っています。
デジタルな時代だからこそ手描きの鳥瞰図に安心感と人間性を見出すのかも知れません。


【開催ポスター】
増田庄一朗 鳥瞰イラストの世界 2008年4月5日〜5月11日開催
 
 
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