ボタニカルアート展
2月27日(土)~3月28日(日)
英国の野草 British Wild Flowers
作者:
ジェーン・ウェルズ・ラウドン
制作年: 1846年
イギリス・ロンドン刊
Jane Wells LOUDON (1807-58) バーミンガム生まれ。
夫John Claudius LOUDON (1783-1843)は、精力的な人物で、
園芸に科学的、機械的な知識を持ち込み、温室の改良、
今日のセントラルヒーチィングのようなものを提唱したり、園芸機具の改良を行ったりした。
また、『園芸家の百科事典』、『園芸家の雑誌』
(1826年、イギリスで最初の一般向きの安価な絵入り雑誌)という、
当時急速に増えてきた中産階級に向けた、新しいタイプの園芸書を刊行して好評を得た。
ラウドン夫人は結婚当初、植物学および園芸に関する知識はほとんど持っていなかったが、
夫の仕事を手伝ううちにそれらの知識を蓄積し、
彼の死後はその遺志を継いで自身で園芸書を出版した。
絵師のハンフリーHenry Noël Humphreys (1810-79) は
画家、ナチュラリストで植物、昆虫などの多くの挿絵を残している。