和布V
開催期間 8月22日(土)〜9月20日(日)

■ 織は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が相交錯して作られる。

織物三原組織

絹(平織・紅花染め:江戸末期) 普段目にする布地の中で一番普通の織りが平織り。
変形平織りもあるが、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が交互に絡み
あい1番強度のある組織。風合いは硬く、厚地にならない。
「絽」(斜縞:戦後) 別名・綾織 織物の表面に経糸(たていと)または緯糸(よこいと)を
3本以上で作られ、表面には斜めに畝状の線が現れ、柔軟な風合い。
摩擦には弱くなるが、光沢に富む。
経糸・緯糸は5本以上で作られ、平面が美しく、5枚,8枚が一般的。
最も柔わらかく光沢に富み厚地にもできる。表面がほとんど縦糸を
『たて朱子』、反対によこ糸で作られたものを『よこ朱子』

■ 染めには大きくは、先染織物と後染織物がある。

先染織物は 染色した糸で織られたもの。ストライプやチェック柄
後染織物は 染色しない糸で織りあげた白生地に無地や模様を染め上げたもの。  


● 色や柄による名称
白地織物(さらし織物)産地は、絹織物・上布・木綿織物など各地に
分かれます。絹織物の有名なのは京都府の丹後地方。麻織物の上布
は越後上布・宮古上布・近江上布・能登上布。綿産地は南西部各地。
白い繊維と、黒、紺、灰色などの色繊維を混ぜて紡績した糸。
織り糸とした織物は、霜が降りたように白い斑点が散らばることから、
霜降りの名が由来。白と黒の鼠霜降り、白、青、褐色の茶褐霜降りなど。
2種類以上の色糸を用いて、織物に平行あるいは交差する線文様の布。
経縞、緯縞、経緯縞(格子縞)がある。絣は絣糸で模様を織り出した織物。
染め残した絣糸部分を組みあわせて矢や井桁など絣柄を織り出す。
布の上に何らかの模様を染め出す模様染め。紙の型と防染糊による
「型染」が美しい染めの量産を可能にした。また江戸時代、宮崎友禅斎
創始の手描き京友禅を金沢に持ち込み始まる加賀友禅も続いている。

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