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2005年版【小学校高学年向け】おすすめの本
タイトル/作者 内容
いのり 聖なる場所
フィリモン・スタージス/文
光村教育図書  2004
人類の歴史が始まって以来、人々はいろいろなことを願い、祝い、祈ってきました。そして、人々が祈るために特別な場所をつくり、特別な建物を建てました。今日もどこかで、誰かが祈っています。さあ、世界中の「聖なる場所」を旅してみましょう。
エリカ奇跡のいのち
ルース・バンダー・ジー/文
講談社  2004
”お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。”
汽車からほうりなげられた赤ちゃんがいました。誕生日もきょうだいがいるのかどうかも、生まれたときにつけられた名前もわかりません。第2次世界大戦中のドイツで「奇跡のいのち」を得て、生きのびたひとりの女性エリカの物語。
おーいでてこーい (ショートショート傑作選)
星新一/作
講談社 2004

村はずれの小さな社が、がけくずれで流されたあとに、直径1メートルぐらいの穴が見つかった。若者が「おーいでてこーい」と叫んで、石ころを拾ってなげこんだが、底からは反響はなかった。その穴はとても深い穴だったのだ。そして、穴をもらった利権屋が穴埋め会社を作り、原子炉のカスや、機密書類や、伝染病の実験に使われた動物の死骸など、処分に困ったものが投げ込まれていった。
だが、ある日、「おーいでてこーい」と頭上で叫ぶ声がして・・・。星新一のショートショート。
クマは「クマッ」となく?!おもしろ動物生態学
熊谷さとし/著
偕成社  2005
クマは「クマッ」となくなんて本当かな!信じられないと思う人は読んでみよう。どうぶつによって黒目の形がちがうという目の話やトラのしまもようは、たてじまか横じまか?というカムフラージュの話などどうぶつの楽しい行動やふしぎがわかる科学の本。
スピリット島の少女 オジブウェー族の一家の物語
ルイーズ・アードリック/作
福音館書店  2004
オマーカヤズは、思いやりのあるげんきな女の子。両親やばっちゃまの仕事を手伝ったり、姉弟や友だちのタローとベリーをつんだり、メイプルシュガーを作ったりして毎日楽しく暮らしていました。ところが冬のダンスの集いの夜、おそろしい天然痘がオマーカヤズの家族をおそったのです。アメリカの先住民オジブウェー族が、自然に感謝し、時には自然と闘いながら暮らすようすを描いた物語です。 
つくも神
伊藤遊/作
ポプラ社  2004
”つくも神”は長い長い時を経て魂を宿した道具のことです。主人公ほのかの住んでいるマンションでは、隣のおばあさんの住む古い家を立ち退かせて、建て替えようという話が出ています。そんな時、ほのかのまわりには時々へんなものがあらわれるようになりました。カラスのようなフロシキ、おじいさんのようなキセル、かえるのようなネツケなど、ほのかも幼いころ遊んだ古道具たちです。こうしたつくも神たちが次々と事件を起こします。
のっぽのサラ
パトリシア・マクラクラン/作
福武書店 1993
パパとアンナと弟のケイレブは、大草原のまん中の小さな家に住んでいます。「助け、求む」。パパの出した新聞広告に、はるか遠い海辺の町からのっぽのサラがやってきました。サラは、パパの新しい奥さんに、わたしたちのママになってくれるかもしれません。アンナとケイレブはうれしくてしょうがありま
せん。でもサラは、ふるさとの海を思い出してさびしそうです。サラはずっとうちにいてくれるのでしょうか。
ポッパーさんとペンギン・ファミリー
R・アトウォーター/著
文渓堂  1996
ペンキ屋ポッパーさんは一度も町を出たことがないけれど、本を読み、遠い国のことを考えるのが大好きです。ある日、ポッパーさんが手紙を出した南極の探検隊から荷物が届きます。中に入っていたのは、なんと生きた本物のペンギン!!
ユウキ
伊藤遊/作
福音館書店  2003
転校生の名前は、いつも「ユウキ」。祐基、悠樹、勇穀・・・。ケイタは3人のユウキと親友になりましたが、どのユウキもケイタを置いて転校してしまいます。6年生になった春、また転校生がやってきました。4人目の「ユウキ」です。しかし、この「ユウキ(優希)」は女の子だったのです。
仲間同士の友情や、せつない初恋を通して成長していく、ケイタとクラスメートたちの物語。

ユリとものがたりの木
片山令子/作
ポプラ社  2003

ユリは、両親と一緒に森に暮らしています。自然豊かだった森は、自動車道路が通ってから、灰色に枯れかけていました。ある日、ユリが、「ものがたりの木」を抱きしめると、次の日から、胸に緑色の葉っぱのしるしがつき、不思議なことが、起こるように…。
森の動物、植物、そして少女のふれあいを通して、自然とひとのあたたかな関係を描くファンタジー。
項羽 大王の赤い花(能の絵本)
片山清司/文
BL出版  2005
昔の中国の話を題材にした、能「項羽」の物語絵本です。伝説的英雄項羽と虞の二人の強い絆で結ばれた、愛情の物語です。それは、絵だけでも十分、二人を感じる事ができます。真っ赤に美しく咲く虞美人草(ヒナゲシ)のいわれの物語でもあります。
土のコレクション(ふしぎコレクション)
栗田宏一/著
フレーベル館  2004
青、黄、紫、オレンジ……。これが土?と驚くような色がずらり。作者が10年かけて日本中から集めた土の中から「虹色の土がそろう北陸地方」など地域別に紹介されています。土集めの方法や土を使った紙染めや絵の具の作り方もわかります。
富士山の大研究 知れば知るほどおもしろい日本一高い山
江藤初生/著
PHP研究所  2004
「富士は日本一の山~♪」という歌にもあるとおり、富士は日本一高く美しく、昔からみんなに愛されてきた日本の象徴ともいえる山です。この本には、富士の歴史や魅力から、なぜ世界遺産にならないか?噴
火するのか?などの疑問まで富士山に関することがたくさんつまっています。
夜の神話
たつみや章/著
講談社  1993
都会から引越してきたマサミチ君は田舎が大嫌い。ある日神社で神とあがめられる「夜のお方さま」と出会い、もらったおまんじゅうを食べてしまいました。その日から動物や自然とお話ができるようになり、マサミチ君の田舎嫌いもだんだんと変わっていきます。その頃人間の作り上げた技術によりおじさんが病気になってしまいました。マサミチ君は「夜のお方さま」や動物達とともにおじさんを救うことができるのでしょうか。

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