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2005年版【中学生向け】おすすめの本
タイトル/作者 内容
No.6 #1
あさのあつこ/〔著〕
講談社  2003
あらゆるものが管理・統制されている理想都市「NO.6」。2013年9月7日。台風がNO.6を直撃したこの日は、エリート居住区・クロノスに住む紫苑の12歳の誕生日。この日、紫苑は異物探索システムを切り、突然の侵入者である特別警戒地域から逃走した少年・自称ネズミの傷の手当をし、休息をとる場所を与えた。そこから、紫苑の運命は大きく変わることになってしまった…。
アグリーガール
ジョイス・キャロル・オーツ/作
理論社  2004
アーシュラは、自分をひそかにアグリー(みにくい)ガールと呼ぶ、身長180cmバスケ部主将の高校生。ある時、人気者の男子マットが学校爆破予告テロの疑いをかけられる。友達が彼に背をむける中、アーシュラだけは無実を証明しようと行動を起こす。Eメールを通じての二人の気持ちが伝わる本。 
くらのかみ
小野不由美/著
講談社 2003

夏休み、耕介は田舎に代々続く大きな家の跡目相続のために大叔父さんの家に父に連れられてやってきました。この家にはたたりがあって 子どもが育たないのだということを聞きます。そんな中、子ども達だけで死人ゲームをしようとするといつのまにか子供が1人増えているのです。そして毒ゼリ事件や、沼事件など親たちにも降りかかります。犯人はだれなのか、1人多い子どもは誰なのか(やはり座敷童子!?)子どもたちに謎は解けるのでしょうか。
せかいでいちばんつよい国
デビッド・マッキー/作
光村教育図書  2005
自分達の暮らしほど素敵なものはないと信じている大きな国の大統領は、「我々が世界中を征服すれば、みんなが我々と同じように暮らせるのだからな」といろんな国へ戦争をしにいき、とうとう征服していないのは、小さな国たったひとつになりました。ところが、この小さな国に兵隊はいなくて・・・
世界中の人々を幸せにするために世界中を征服した大統領を、ユーモアと皮肉をまじえて描いた絵本。
バラ色の怪物
笹生陽子/著
講談社  2004
遠藤トモユキ、中2。ただ過ぎていく平凡な日々が急速に動き始めた。トラブルメーカー・吉川ミチル、行動する中学生の会、代表・三上ハルヒコ、人波を切り裂き歩く、青いつなぎの男…。新しい出会い、新しい世界ー光と闇と、表と裏と、こっちの世界とあっちの世界。それらは遠藤に何をもたらしたのか。
「…知ってる?遠藤。子どもの真の敵って、じつは子どもなんだよ」
フェイス
ベンジャミン・ゼファニア/作
講談社  2001
何の不自由もコンプレックスもなく育った少年マーティン。ある日ちょっとした誘いで乗った車が大事故に遭い、とりかえしのつかない傷を負ってしまう。それはいままでの人生を大きく変えてしまうものだった。
好奇と偏見などの目にも耐えながら、その先に見えた本当に大事なことは…?
むだに過ごしたときの島
シルヴァーナ・ガンドルフィ/著
世界文化社  2003
私たちがむだにした時間でできている「むだに過ごしたときの島」。ジュリアとアリアンナは迷子になり、この島にたどり着きました。この島に来た人たちは、自分らしく、のびのび過ごしています。ところが、こちらの世界では、のんびり時間を過ごす人が減り、島は急速に崩壊に向かい始めます。そこで、島を守るために、子どもたちが現実の世界に戻り、ゆとりある時間を過ごす大切さを伝えることにしました。ただ、1つ問題がありました。こちらに戻ると、島でのことは覚えていないそうなのです。
狐笛のかなた
上橋菜穂子/作
理論社  2003
里の外の森で暮らしている小夜は、人の思いを感じる不思議な力のある少女だった。ある日、傷ついた使い魔の子狐が小夜の懐に飛び込んでくるが、小夜も犬たちに追われてしまう。そして、森の奥に逃げ込み、屋敷に隠されている小春丸に助けてもらう。小夜の国の領主は、若桜野の領地をめぐり、隣国の領主と憎しみあっていた。領地争いの影には、呪者や使い魔たちが暗躍していて、不思議な力のある小夜も、争いにまきこまれていくのだった。
鹿よおれの兄弟よ
神沢利子/作
福音館書店  2004
おれは猟師。鹿皮を身にまとい、鹿の肉を食べる。「それはおれの血となり肉となる。だからおれは鹿だ。」命を敬い、大いなる自然に畏怖の念をいだきながらの暮らしは、大きな時の流れの中で、変わることなく続いていきます。シベリアの森を舞台にした、壮大で、しかも心に染み入るような絵本です。

震度7 新潟県中越地震を忘れない
松岡達英/文・絵
ポプラ社  2005

自然科学・生物のイラストレーターである著者は、美しい自然の町新潟県川口町に住んでいました。自身の体験、地震が奪ったもの、残したものをイラスト、写真入りでていねいに記録されています。地震マニュアル付きです。
青空のむこう
アレックス・シアラー/著
求竜堂  2002
ママ、パパ、お姉ちゃん、友達、みんなに会いたい。まだやり残したことがある。突然のトラックとの衝突事故によって命を奪われてしまった少年は思いを残したままで「彼方の青い世界」へ旅立てません。少年は青空の向こうから地上へ降りて来て、その思いを伝えようとしますが…。そして、最後に奇跡が起こり、少年は「彼方の青い世界」へ旅立っていきます。生きているときは当たり前であったことが、失ってみて初めて大切だったということを教えてくれるお話です。
走れメロス 富岳百景
太宰治/作
岩波書店  2002
友情の究極の姿を描き感動を呼ぶ「走れメロス」、富士には月見草がよく似合うの名文句で知られる「富獄百景」、日本の昔話の浦島太郎、カチカチ山を別の視点で描いたお伽草紙など太宰ワールドを楽しもう。
樋口一葉
関礼子/著
岩波書店  2004
新五千円札に描かれている肖像の女性を知っていますか?近代最初の女性作家、樋口一葉です。一葉は、20歳で職業作家としてデビューし、発表した作品は高い評価を受けるのですが、24歳で病気ために亡くなりました。この本では、一葉の日記・手紙・小説にふれながら、彼女の生涯をたどります。
魔女の血をひく娘
セリア・リーズ/作
理論社  2002
おばあさんは魔女として連れていかれた。ひどい取り調べを受けたあげく、首くくりにされた。次はわたしだ・・・。アメリカの植民地時代の古いキルトに縫いこまれた謎の日記、「メアリー・ペーパーズ」。そこには、17世紀のイギリスの魔女狩りを逃れ、新大陸に渡った少女メアリーの、驚くべき物語が書かれていた。

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