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2007年版【中学生向け】おすすめの本
タイトル/作者 内容
ぼくを探しに
シルヴァスタイン作
講談社 1979
「ぼく」は「自分にたりない何か」を求め、転がりながら探しに行く。かんかん照りの日もあれば、雨や雪の日もある。あちこちさまよいながら、様ざまなものと出会い、そして、別れてゆく。自分の欠けた部分を探す日々は、人生にも似ている。中学生におすすめの本。
モモ
ミヒャエル・エンデ作
岩波書店 1986
大都会の片隅の円形劇場にモモという女の子が住み着きます。しばらくすると、モモはみんなにとってなくてはならない存在になります。モモには、不思議な力があるのです。しかし、街に灰色の男たちが現れ、時間貯蓄銀行への加入を勧めると、みんなはモモの所へはやって来なくなりました。人々はイライラ、ギスギスし心が貧しくなってしまい・・・モモは亀のカシオペアと一緒にみんなの時間を取り戻しに行きました。
二十一世紀に生きる君たちへ・洪庵のたいまつ
司馬 遼太郎/著
世界文化社  2001

歴史小説家の司馬遼太郎が語りかける心のメッセージ。「人は何のために生きるのか?」「何をしなくてはならないのか?」をあらためて考えさせられる本です。

獣の奏者Ⅰ・Ⅱ
上橋菜穂子/作
講談社  2006
凶暴な牙を持つ巨大な蛇のような生き物「闘蛇」。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が一度に何頭も死ん でしまい、その責任を取らされて獣ノ医術師の母は処刑されてしまう。その処刑場に忍び込んで母を助 けようとしたエリンに母は大きな秘密を残していった。孤児となったエリンは、王獣と出合いその姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心する。けっして人に馴れず、また馴らしてもいけない野獣といきる、宿命の少女エリンの物語。
FLUSH
カール・ハイアセン/著
理論社 2006
ノアは、留置場にぶちこまれた父さんに会いに行った。地元で大人気のカジノ船を沈めた罪で捕まってしまったのだ。ところが、父さんが船を沈めたのには、りっぱな理由があった。ノアは、父さんの名誉挽回のためにある“作戦”を思いつく。ビーチを汚すカジノ船をゆるすな!フロリダを舞台に繰り広げられる冒険は笑いの連続。物語の結末が最高に楽しい一冊。
空色の地図
梨屋 アリエ/作
金の星社  2005
ある日、14歳の初音に手紙が届いた。それは、8歳の夏休みに未来の自分に宛てて書いたものだった。少女の揺れ動く心を描いた物語。

いま生きているという冒険(よりみちパン!セ)
石川 直樹/著
理論社 2006
ぼくは高校2年の時、「今、旅に出たいんだ!」とたった一人でインドに行くことにした。その後、北極や南極、熱気球太平洋横断など数々の旅をしたぼく。でも気づいたのは、冒険というのは、ただ前人未踏の地に行くこと・危険なことをすることなのでなく、心をゆさぶる何かに向かいあうことなのだということ。美しい写真とともに、作者がみなさんに語りかけてくる本。
サリーおばさんとの一週間
ポリー・ホーヴァス/作
偕成社  2007
オハイオ州に住む10歳のメリッサ、8歳のアマンダ、6歳のフランクの3きょうだいは両親が旅行中の1週間、父親の姉のサリーおばさんに面倒をみてもらうことに…。初対面のサリーおばさんに預けられ不安だった3人でしたが、おばさんが毎晩語ってくれる、恐ろしくもおかしい話に子供たちは次第に引き込まれいきます。サリーおばさんが3人に奇妙な話をしたその訳とは?
ハヤ号セイ川をいく
フィリパ=ピアス/著
エドワード=アーディゾーニ/画
講談社 1984
夏休みのある日、デビッド=モスは庭先でセイ川を流れてきたカヌーを見つけた。カヌーの持ち主を探したデビットは、持ち主の没落貴族の孤児アダム=コドリングと知り合う。二人は、カヌーにハヤ号と名まえをつけ、アダムの家に伝わる一編のなぞの詩から、先祖の隠した財宝を探す冒険に乗り出す。

魔の海に炎たつ 鬼が瀬物語
岡崎ひでたか/作
小林豊/画
くもん出版  2004

「鬼が瀬」は、黒潮がその流れを複雑にしている浅瀬の海。遭難が多く、漁師からは魔の海としておそれられていた。船大工の息子満吉は、この荒れ狂う海に負けない船を造るのが夢である。何度も挫折しそうになるが、年を重ねるごとにその思いは熱く大きくふくらんでゆく。房総半島を舞台に、強い意志で困難に立ち向かい成長していく満吉の物語。

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