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2016年版【中学生向け】おすすめの本
タイトル/作者 内容
『イソップ株式会社』 井上ひさし/著 中央公論新社 さゆりと洋介の父は、売れない童話作家。亡くなった母との約束で、今でも毎日、お話をつくって聞かせてくれる。 その父が海外出張となり、手紙で送られてくる「お話」を楽しみに待つ2人。しかし、その「お話」に他人が関わっていることを感じてしまい・・・。物語を通して生まれる新しい家族の姿。
『きっときみに届くと信じて』 吉富 多美/著 金の星社 倉沢海と田淵晴香は中学の同級生。南條佐奈のラジオ番組に「いじめ予告」のメールが届いたころ、海はいじめをうけるようになる。それは親友だと思っていた晴香からだった。生きることに絶望した海は「今夜、死のうと思います。」というメールを佐奈のラジオへ発信する。佐奈は番組を通して語りかけ、リスナーたちを動かしていく。
『グランド・ルート 世界を動かした通商と交流の道』アニック・ド・ジリ/文 クリストフ・メルラン/絵 野中夏実/訳 西村書店 シルクロードや茶の道、塩の道…商売のために、何かを発見するために、旅をした人たちの道があります。追いはぎに襲われたり、空腹や水不足に悩まされたりと、昔の旅は今とは大違いの危険なものでした。それでも旅に出たのはなぜなのか。当時の記録や日記をもとに道をたどる歴史図鑑です。
『サイコーのあいつとロックレボリューション』 牧野節子/作 国土社 ビートルズが大好きなギターの暁。楽器のテクは抜群だけど、夢も希望もないクールな光。バンド練習は思うようにいかないけれど、どうにかバンドを続けてきた。メジャーデビューを目指すうちに、暁はお父さんの過去の秘密を知る。ビートルズの名曲と共にここちよく並走する友情と青春のおはなし。
『どうしてアフリカ?どうして図書館?』さくまゆみこ/著 あかね書房 アフリカでかまどを作っている日本人がいると聞いて、実際に見てみたくなり、ケニア西部のエンザロ村へ向かった著者。そのかまどに関する本を日本で出版し、次はその本を現地の子ども達にも読んでもらいたい!と考えた著者の思いが、エンザロ村に図書館をつくろう!という計画へとふくらんでいきました。図書館づくりの話のほか、著者が魅了されたアフリカでのエピソードが満載です。
『メディチ家の紋章』上・下 テリーザ・ブレスリン/作 金原瑞人・秋川久美子/訳 小峰書店 ジプシーの少年マッテオは、盗賊に追われ、川でおぼれていた所をレオナルド・ダ・ヴィンチに助けられる。やがて、ダヴィンチの弟子として工房で働き始めるが、マッテオには、自分も知らないある秘密があった。16世紀イタリアを舞台に、実在の人物も登場する冒険物語。
『思い出をレスキューせよ!』堀米薫/文 くもん出版 「思い出を救うことは、被災した方が、これからを生きていくための大きな力になる。」そう信じて、東日本大震災の混乱のなかで、思い出を救う女性がいた。紙本・書籍保存修復士、そして製本家である金野聡子さんの姿を通して、被災地などですすめられた写真洗浄のとりくみを紹介。東日本大震災から5年たった今、ぜひ読んでほしい一冊。
『車夫』 いとうみく/作 小峰書店  ちょっと訳ありの少年がひく人力車には、今日も訳ありのお客さんが引き寄せられる。再婚相手とデートする父親を尾行する少女、あたり屋の男、陸上部の顧問を務める高校教師…人力車のひき手「車夫」を中心に、だれかと触れ合うことで登場人物が成長していく連作短編集。
『世界でいちばん貧しい大統領からきみへ』くさばよしみ/編 汐文社 ホセ・ムヒカ氏を知ってる?元ウルグアイ大統領で、「世界でいちばん貧しい大統領」としても話題になった人物だ。この本は、これまでのスピーチや取材で語られたこと、インタビューをもとにまとめられている。「大切なこと」って何だろう? 「生きること」ってどういうこと?ムヒカ氏からのメッセージをぜひ読んでみてほしい。
『霧のなかの白い犬』アン・ブース/著 杉田七重/訳 橋賢亀/絵 あかね書房 父親は破産して他国へ出稼ぎ労働に行き、母親と二人暮らしのジェシーは、祖母が白い子犬を飼い始めて大喜び。でも、祖母の認知症が始まり、現在と過去の記憶が交錯するなかで、その犬を飼う理由には祖母の隠された過去が関係していることがわかってきた。それは戦争が与えた心の傷でもあった。


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