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2021年版【中学生向け】おすすめの本
タイトル/作者 内容
『いつかあなたをわすれても』 桜木 紫乃/文 オザワ ミカ/絵 集英社 さとちゃんは、ママのお母さん。最近とても忘れん坊になって、ママの名前を忘れちゃったみたい。でもママは悲しくはないって。皆、いつか忘れてしまう日がくるけど、一緒に過ごした大切な時間は決して無くならない。生まれて、成長して、やがて老いる。それは「たいせつなわたしたちのじゅんばん」。穏やかに「老い」を受け止められるおはなし。
『世界とキレル』佐藤 まどか/著あすなろ書房 山奥のスペシャルサマースクール「森の家」に、中学生7人が集まった。母の陰謀で送り込まれた舞は、スマホもスナック菓子も禁止の生活に3週間耐えて無事東京に帰ることができるのか。SNS依存や家族との確執などを抱える仲間たちとともに、自分らしさを取り戻していく物語。
『きみの存在を意識する』梨屋 アリエ/作 ポプラ社 一生懸命がんばってもできない、苦手なことはある。でもそれを理解してくれる人はいない。誰かの当たり前は、自分にとって当たり前じゃない。自分の「ふつう」は、だれかの「ふつう」とはちょっと違う。生きる道を模索する5人の中学生の目線で描かれたストーリーで紡がれる連作集。青春真っただ中の人にぜひ読んでほしい1冊。
『見た目レンタルショップ 化けの皮』石川 宏千花/著 小学館 「別人になってみたい方、<見た目>をレンタルしてみませんか」狐を使役する一族の末裔・庵路と狐たちが営むレンタルショップでは、<見た目>もレンタルしている。「美少女」や「がりがりに痩せた体つきの男子高校生」等、客が望む<見た目>は様々だが、その目的とは…。狐たちが願いを叶えてくれる不思議な物語。
『ルーパートのいた夏』ヒラリー・マッカイ/作 冨永 星/訳 徳間書店 クラリーは生まれてすぐ母を亡くし、兄と子ども嫌いの父と淋しく暮らしていた。毎年、祖父母の家を訪ね、大好きないとこのルーパートと過ごす夏を楽しみにしていたが第一次世界大戦が始まり、ルーパートは戦地へ行ってしまった。長引く戦争とルーパートを心配しながらも、強く真っすぐに成長していくクラリーの物語。
『彼方の光』シェリー・ピアソル/作 斎藤 倫子/訳 偕成社 この作品は、160年ほど前のアメリカを舞台にした黒人奴隷の物語です。少年サミュエルと老人ハリソンの2人は、奴隷として働かされている農場から逃げ出し遠くカナダをめざし、旅を続けます。旅は命の危険にさらされ、黒人が生きていくことの厳しさを思い知らされます。人種差別について深く理解できる一冊です。
『「死にたい」「消えたい」と思ったことがあるあなたへ』河出書房新社/編 河出書房新社 誰にも言えない悩みを抱えていたり、なんとなく不安で将来に希望が持てなかったりする人に向けて、主婦や作家、精神科医など様々な分野の人たちが思いを記す。今すぐつらい気持ちを消し去ったり、困難な状況をどうにかすることはできないかもしれないけど、ほんの少しでも心が楽になったり、何かのヒントがみつかるといいな。
『なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』池上 彰/監修 学研プラス 隼人は東京の進学校に入学したが不登校になった。中2の2学期、母親の実家である広島へ母と共に引っ越し、公立の中学校に通い始めた。隼人はそこでおばさんの作っているある本に出会い、「働く」ということについて考え、自分自身を見つめるようになった。本ではマンガやイラストなどを用い、「働くことの意味」や「生活にかかるお金」「勉強することの意味」など幅広く取り上げ、わかりやすく解説している。
『なんで洞窟に壁画を描いたの? 美術のはじまりを探る旅』 五十嵐 ジャンヌ/著 中島 梨絵/画 新泉社 歴史が大好きな理乃は、中学校の歴史部に所属。歴史部発表のテーマが決まらず悩んでいたが、ある展覧会をきっかけに、大昔の絵が洞窟の中に残っていることを不思議に思う。調べれば調べるほど、謎が出てくる理乃の歴史調査の旅。みなさんも読んで体験してみませんか。
『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』 ガフワラ/原作 さだ まさし/[ほか]訳 文 双葉社 2019年12月、支援先のアフガニスタンで中村哲医師は凶弾に倒れて亡くなった。35年間にわたり、アフガニスタンやパキスタンで病気や水不足に苦しむ人々を救い続けてきた。この本に載っている「カカムラド~ナカムラのおじさん」と「カカムラドと魔法の小箱」という2つの作品は、その功績を後世に伝えるために、アフガニスタンの人たちが書いた物語である。


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