ボタニカルアート展
ボタニカルアート展
2月27日(土)~3月28日(日)


珍奇薬草誌 Phytographia curiosa

作者: アブラハム・ムンティング

制作年: 1702年 オランダ・アムステルダム刊

珍奇薬草誌1 珍奇薬草誌2


アブラハム・ムンティングAbraham Munting(1626-83)はオランダ・グローニンゲンで生まれ

医師および植物学者として活躍した。17世紀のオランダは、園芸と植物図の黄金時代である。

この時代の最も美しい書物のひとつが、この図譜である。

著者のムンティンクは、オランダ・グローニンゲンのアカデミーで植物学と薬学を教えていた。

全ての画に共通する独特の描き方、リボンにつけられた植物名、ポットに植え込まれた植物、

背景の景観などは、ムンティンク独自の“楽園”をあらわしている。

彫版師のムルダーは、この時代の多くの作品、メーリアンの図譜などにも携わっている。


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