『秋』

木立のなかに佇む6人の裸婦が描かれています。惜しげもなく豊かな身体をさらけ出している女性の姿に、豊穣の秋のイメージが重なります。遠くの丘には、ぼんやりと白い壁の家が見えています。

もともとは銅版画集『ミセレーレ』のために制作されたデッサンを、リトグラフ(石版画)の作品として制作し直したものです。作品の版元は、20世紀を代表する画商アンブロワーズ・ヴォラールです。

姉歯公也展 作品紹介