
2010年版【小学校高学年向け】おすすめの本
タイトル/作者 | 内容 |
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アンソニー、きみがいるから~盲導犬がはこんでくれたもの 櫻井ようこ/著 ポプラ社 2008 |
34歳の時、難病のため失明を宣告された櫻井さん。何も見えなくなる恐怖や絶望感で、生きる気力さえ失いかけた櫻井さんが出会ったのが、盲導犬アンソニーでした。「わたしたちは二人で一つ。」アンソニーといっしょだから前へ歩く勇気をもてた櫻井さんの体験と、盲導犬のもつ力に感動する一冊です。巻末に、盲導犬に関する付録がついています。 |
宇宙においでよ! 野口聡一/著 林公代/文 植田知成/イラスト 講談社 2008 |
「ぼくはこの経験をどうしても、伝えずにいられない・・・。」宇宙飛行士の野口聡一は、国際宇宙ステーションのてっぺんによじ登り、目の前でゆっくり回っている地球をながめて、その幸運に感謝しました。宇宙飛行士の訓練や、スペースシャトル、宇宙ステーションでの生活について紹介します。宇宙食の食べ方、ぐっすりねむる方法、トイレやおふろ、宇宙での遊び・・・無重力の世界がイラストいっぱいで紹介されています。 |
エンザロ村のかまど さくまゆみこ/文 沢田としき/絵 福音館書店 2009 |
アフリカ北西に位置するエンザロ村。このエンザロ村には、水道も電気もありません。ところがなぜか日本のかまどに日本のわらぞうりを使って生活しています。このかまどとわらぞうりは、長年ケニアで暮らし、農村の生活を改善する仕事に取り組んでいる遠野出身の岸田袈裟(けさ)さんが考え出して広めたものなのです。その活動の様子とはるか遠いアフリカの人々の生活が、イラスト入りでとてもよくわかります。 |
カワセミ~青い鳥見つけた(日本の野鳥) 嶋田忠/文・写真 新日本出版社 2008 |
「青い宝石」といわれる、とても美しい鳥カワセミ。日本中にいる鳥ですが、えさである魚がたくさんいる水のきれいな川に住むため、なかなかその姿を見ることができません。そのカワセミの貴重な写真と、水中で魚をとるわずか1秒たらずの瞬間をとらえた連続写真に目をうばわれる一冊です。巻末に、カワセミの生態も掲載されています。 |
京のかざぐるま 吉橋通夫 作 なかはまさおり 絵 日本標準 2007 |
筆師見習いの冬吉は、初めて一人でつくりあげた筆を、親方にへしおられてしまった。傷心の冬吉が向かったのは、三年前まで住んでいた自分の家。そこで偶然幼なじみのおりんと再会し、筆は自分のためではなく、使ってほしい人のためにつくるものだと気づいた冬吉は、りっぱな筆師になっていつかおりんのために筆をつくると約束するのだった。(「筆」)激動の幕末、さむらい達が戦いを繰り広げる京都を舞台に、 働きながらひたむきに生きる子ども達を描いた七つの短編集。 |
黒ねこの王子カーボネル バーバラ・スレイ/作 岩波書店 2009 |
10歳のロージーはお母さんと二人暮らし。夏休みのはじめに、お手伝いに使うほうきを買いに出かけたロージーは、思いがけなく魔女のほうきとネコを手に入れます。ネコは、ほんとうはネコの国の王子なのに、自由になれない魔法をかけらているのだと語ります。ロージーは魔法をとくため、ジョンという仲間も連れて、大冒険に乗り出しますが・・・。ふしぎなファンタジーの物語。 |
ぬすまれた宝物 ウィリアム・スタイグ 作/絵 評論社 1977 |
王室の宝物殿から、次々に宝物がぬすまれるという事件が発生。見張り役主任のガーウィンは、犯人だときめつけられ、裁判で王さまからまちがった判決を下されてしまいます。そして、友達からも疑われ・・・。 あたたかい涙とほのぼのとした感動をよぶ物語。 |
不思議の国のアリス ルイス・キャロル/作 岩波書店 2000 |
急いで走っている白ウサギを追いかけて、大きなウサギ穴に飛びこんでしまったアリス。下へ、下へ、下へ、落ちた先で、背がのびるケーキを食べて、大きくなりすぎてしまいました。しかし、白ウサギの落とした扇子であおぐと、どんどん背が小さくなり、アリスの不思議な冒険が始まりました。ドードー鳥の競走に遭遇したり、めちゃくちゃお茶会やクロケー大会に参加したり。しかし、タルト泥棒の裁判で首をはねられそうになって、絶体絶命のピンチです。続編で「鏡の国のアリス」も出ています。 |
ほらふき男爵の冒険 G.A.ビュルガー 編 斉藤洋 文 偕成社 2007 |
私の名は、ミュンヒハウゼン男爵。世の中には「はらふき男爵」などとよぶ、ぶれいなやつがいる。背中にも足が四本ある逃げ足のはやいうさぎの話などしんじられない不思議な冒険話がいっぱい。続編もおすすめ!! |
虫の目で狙う奇跡の一枚~昆虫写真家の挑戦~ |
昆虫の世界へようこそ。おもしろい昆虫のエピソードと写真を見ただけで、あまり興味がない人でも、わくわくします。まるで目の前にいるかのような昆虫たちの写真をとりつづけている著者の栗林さんの、昆虫への情熱と、仕事への意欲が伝わる1冊。 |