
2013年版【小学校高学年向け】おすすめの本
タイトル/作者 | 内容 |
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『お父さん、牛になる』 晴居彗星/文 ささめやゆき/絵 福音館書店 |
ある日、突然、お父さんが牛になってしまった。ボクもお母さんも、お姉ちゃんもボーゼン。そして、僕達の大変な生活が始まった。お父さんのことを会社や近所にバレないようにし、エサや水をやり、おしっこやフンの始末をする日々。お父さんが元に戻ることはあるんだろうか。お父さんについて、考えてみたくなる本です。 |
『かかしのトーマス』 オトフリート・プロイスラー/作 さ・え・ら書房 |
ドイツのとある村。キャベツ畑に立てられたかかしのトーマスは、人や動物のことばがわかり、たくさんのことを体験する。まわりの世界を見つめ、お月さまと語り合うなかで、やがてトーマスは、ひとつの大きな願いをいだくのだった。 |
『グーテンベルクのふしぎな機械』 ジェイムズ・ランフォード/作あすなろ書房 |
それはとてもふしぎなもの。ぼろきれと骨、まっ黒なススと植物の種からできていて茶色のコートを身にまとい、金がちりばめられている。みんなもきっと知っている、それはいったいなんだとおもう?1450年ごろのドイツで生まれた、ふしぎな機械のお話です。 |
『くまとやまねこ』 湯本香樹実/文 酒井駒子/絵 河出書房新社 |
くまは仲良しだったことりを亡くし、ひとり深い悲しみにとじこもってしまいます。ずっとこもりきりだったくまは、ある日外がいいお天気なのに気がつき、やまねこと出会います。やまねこは、くまのためにバイオリンを弾いてくれて・・・。くまは、少しずつ生きていく力を取り戻す感動の絵本です。 |
『トマトとともに 野菜農家 若梅健司-農家になろう④-』 依田恭司郎/写真 農文協/編 農山漁村文化協会 |
横芝光町に住む若梅健司さんは、江戸時代から続く古い農家。トマトをつくって65年がたつ今も、トマトと対話しトマトに学ぶ。トマト本来の姿・力を生かす栽培技術を探求し、工夫している。日々、トマトとの真剣勝負。 大変だけれど、やりがいのある農家の仕事がわかります。そして、若梅さんがカッコイイです! |
『月の満ちかけ絵本』 大枝史郎/文 佐藤みき/絵 あすなろ書房 |
太陽がしずんだら、月をさがしてみてください。月は、三日月、半円の月、満月など見る時によって、いろいろな形をしています。では、どうして形が変わるのでしょうか?月の形の変化"月の満ちかけ”のしくみがわかりやすく書かれています。今年の夏は月の観察をしてみませんか? |
『犬のことばが聞こえたら』 パトリシア・マクラクラン/作 徳間書店 |
ウィリアムのパパが家を出て行った。うちにはウィリアムも妹のエリナもママもいるのに。腹を立てたママは、犬を4匹と猫を1匹飼うことにした。はじめはエリナだけができていた犬たちとのおしゃべりが、ウィリアムの耳にも聞こえてきた。犬たちとにぎやかに暮らすうち、家族がお互いに心をひらき、再び絆を深めていく。 |
『狛犬の佐助 1』 伊藤遊/作 岡本順/画 ポプラ社 |
明野神社の狛犬に宿っている石工の魂は、親方と弟子の佐助。2頭の声が聞くことができる者は…。150年前の石工の魂を宿した狛犬たちと現代の人々が織りなすファンタジー。 |
『三本の金の髪の毛 中・東欧のむかしばなし』 松岡享子/訳 降矢なな/絵のら書店 |
炭焼きのむすこプラバチェクは、うまれたときに「王さまのむすめを嫁にする」と運命を予言されました。数かずのおそろしい目にあいながらも、ぶじにのりこえ、おひめさまと結婚しましたが、それを気に入らない王さまから「すべてを知る知恵の老人の、金の髪を三本、もってこい。」と言われ、旅立ちます。中・東欧に伝わる16編のむかしばなし集。 |
『心のおくりびと東日本大震災復元納棺師』~思い出が動き出す日/ノンフィクション 今西乃子/著 金の星社 |
震災の被災地で、津波で傷ついた遺体を、生前の姿に重ね合わせて復元して家族に届けること、それが一番の供養になると活動する復元納棺師の記録。それは、遺族と亡くなれた人との思い出をつなぎ、心の絆をとりもどすための仕事である。 |