
2003年版【中学生向け】おすすめの本
タイトル/作者 | 内容 |
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江戸の町 上・下 内藤昌著 草思社 2003 |
現在の東京は、昔小さな田舎町だった。しかし、徳川家康の政治生命をかけた都市計画により、巨大都市へと発展、変貌をとげていく。世界に類のない壮大な都市作りと、そこに花開いた町人文化や江戸庶民の生活が、豊富なイラストで再現されている。 |
影との戦い(ゲド戦記Ⅰ) ル=グウィン著 岩波書店 2003 |
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きれいな絵なんかなかった アニタ・ローベル著 ポプラ社 2003 |
ナチスドイツ時代にばあやに守られ、弟とともに逃亡生活を送ったことや、収容所から奇跡的にのがれ、療養所・スウェーデンで暮らしたことなどが綴られています。現在、アメリカで絵本作家として暮らす作者が、「きれいな絵なんか思い出すことのできない時代」を振り返り、書かれた自伝。アンネの日記とあわせて、読んでみては。 |
精霊の守り人 上橋菜穂子著 偕成社 2003 |
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千石先生の動物ウォッチング 千石正一著 岩波書店 2003 |
テレビでもおなじみ、千石先生が描く、ガラパゴスやマダガスカルの動物たちの生態。ゾウガメやイグアナ、カメレオンやカエルなどのカラー写真も豊富に取りこまれ、それぞれの特色にも言及しています。本文もとても内容の濃いものなのですが、千石先生の語り口調で書かれているので、とても読みやすく、親しみやすい1冊。 |
ぼくを探しに シルヴァスタイン著 講談社 2003 |
「ぼく」は、「自分にたりない何か」を求め、ころがりながら探しにゆく。かんかん照りの日もあれば、雨や雪の日もある。あちらこちらをさまよいながら、様ざまなものと出会い、そして別れてゆく。自分の欠けた部分を探す日々は、人生にも似ている。ティーンエイジャーはもちろん、大人になっても読んでみたい本。 |
坊ちゃん 夏目漱石著 岩波書店 2003 |
「親ゆずりの無鉄砲で子どものときから損ばかりしている。」という主人公「坊っちゃん」は、正義感が強く、真っ正直な青年。東京の大学を卒業し、四国の中学校に新任教師として赴任しますが、校長は<狸>、教頭は<赤シャツ>、英語教師は<うらなり>、数学の主任は<山嵐>、画学は<野だいこ>とあだ名をつけ、教師や田舎の生徒たちを相手に珍騒動を巻き起こします。 |
モモ ミヒャエル・エンデ著 岩波書店 2003 |
大都会の片隅にある円形劇場にモモという女の子が一人で住みつきます。しばらくすると、モモはみんなにとってなくてはならない存在になります。モモには、とても不思議な力があるのです。しかし、街に灰色の男たちがあらわれ、時間貯蓄銀行への加入を勧めると、みんなはもうモモのところへはやってこなくなります。そして、人々はいつもイライラ、ぎすぎすして、心が貧しくなっていきます。そこで、モモは亀のカシオペアと一緒に、みんなの時間をとりもどそうとします。 |